Hakoniwa

Culture Implementation Project

Hakoniwa - 箱庭とは?


「言葉を使わないで心を可視化する」


箱庭は日本の文化で、江戸時代~明治初期まで流行した、箱の中に砂や岩を配して風景を作り出す遊びです。盆栽と似ています。

他方、欧米ではユング派の心理学者がSand play therapy (砂場遊び療法)を提唱していて、その道具類は一定の市場が出来ています。

ひるがえって戦後の日本でも、河合隼雄さんらを中心とした心理学者がこれらを融合させた箱庭療法として研究・発展をさせています。

筆者も箱庭療法を勉強会で体験したことがあります。心が躍って、夢中になったのを覚えています。なんといっても素晴らしいのは、心が箱庭に可視化されることです。しかも言葉や絵画をいっさい使わずに。これによってふだんは口にできない怒りや悲しみ感謝の気持ちなどが、箱庭に現れます。

木箱の内側は青く着色されていて、砂が入れられています。そこにミニチュアの人物や木々、家や動物などを配置します。砂を掘ると、青色が見えて池や海のイメージになります。そこには船や魚を配置しても良いですね。

さて、伝統的な遊びであったり、心理療法であったりする箱庭ですが、似たような例は、現代の身近にもあります。たとえばMinecraftや、農場系のソーシャルゲームに似た要素を見つけられます。あるいは鉄道模型やプラスティックモデルのジオラマ、さらにはアクアリウムやテラリウムなどにも要素が見受けられます。つまり仮想的に小さな世界を作り上げて、それを楽しむといった要素です。

実は、私たちの周りには箱庭的な世界が多く広がっています。

※参考文献:河合隼雄「箱庭療法入門」、木村晴子「箱庭療法」、Wikipedia

Hakoniwa プロジェクトってなに?

日本的な「箱庭」を現代風に復活させながら、心理的に作用させて「心を豊かにする」ことが目的です。たんなる趣味だけでも良いですし、心理療法としても使えるものにします。


箱庭自体は、単なる木箱に色を塗ったものですがいくつかの難点があります。

1.木箱をどうするか?

2.砂をどうするか?

3.ミニチュアをどうそろえるか?

4.作った作品の保管をどうするか?

5.狭い日本の家屋事情に配慮できないか?

6.遊び心を入れたデザインにできないか?

7.コミュニティを形成できないか?


これらに対して一つ一つ答えを出していくことで、プロジェクトを完了に導きます。

一つのアイデアが箱庭をテーブルに組み合わせること。そしてテーブルとして実用し、天板をガラスなどの透明なものにすることで、風景を飾れるかたちにすることです。さらに、その箱庭を写真撮影して、コミュニティで共有できればより良いと考えています。


テラリウムも箱庭のイメージに近い。

※ドメインフリー画像

家庭用の「箱庭」製作

試作品を製作中です。

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