Tableau desktopアンケート分析ハンズオン

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本稿で取り扱う完成版のTableauは図1のようになります。こちらからダウンロードできます。

図1.見本の完成版のTableau。Tableau Publicにパブリッシュしてある。

1.データソースの準備とダウンロード

1.データソースの選択

1)データソースのCSVファイルをこちらからダウンロードする。ファイル名=1403_marsh_miniresearch_noodle_arrangedn.csv
2)Tableau desktop (Publicバージョンでも可能)を起動する。
3)初期画面(図2)で「テキストファイル」を選択する。
4)先ほどダウンロードした、1403_marsh_miniresearch_noodle_arrangedn.csv を選択して「開く」。
5)データが取り込まれた状態になります(図3参照)。
6)画面右上の「抽出」を選択して、「シート1」をクリックします。
7)保存のボックスが出たら任意の場所に保存して下さい。

※抽出にすると*.Hyperファイルが作成されます。今回はTableau Publicにパブリッシュするため抽出しました。
※必要に応じて元のExcelからどのようなデータ変換がされたか講師から説明します。時間が無い場合はスキップします。

図2.初期画面。青色の帯にある種類のデータの取込が行える。左上のTableauマークでワークシートと初期画面の切替が行える。

3.データが取り込まれた画面。

2.Tableauのワークシート作成画面の説明

Tableauのワークシートを作成する画面の構成と用語を説明します。ただ、細かい用語は掲載しきれないので、一部のみになります。繰り返し操作することで覚えていくので、最初は遠慮なく質問して下さい。

行、列、マークカード、データペインといった頻繁に耳にする箇所は図4で覚えてしまいましょう。

書式設定、複数マークカード、表示形式など操作を進めると出てくるような機能や用語もあります。

図4.ワークシート画面の構成と用語

3.「好き加減_〇〇〇マップ」の作成

アンケートデータには都道府県の名前が入っています。これに「地理的役割」を与えることで、地図で表示できるようになります。また、各都道府県をグルーピングして扱うこともできます。このセクションではそれらの操作を行います。

10)フィールドの地理的役割への変換
  ①データペインのフィールド「F3.都道府県」にカーソルを合わせ、▼をクリック
  ②メニューから地理的役割→都道府県/州を選ぶ。
  ③アイコンが🌎マークになったことを確認して下さい。

11)グループの作成
  ①「F3.都道府県」の▼をクリックして、作成→グループ。
  ②北海道を選択して「グループ」ボタンを押してOKする。
  ③青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島を選択して「グループ」ボタンを押す。
  ④名前を東北にしてOKする。
  ⑤同じ要領で、右の「参考1」を参照して全地域のグループを作成して下さい。

12)「F3.都道府県 (グループ)」というフィールドが出来ていることを確認します。
13)同フィールドを▼をクリックして、名前の変更→「F3.地域」とする。
14)「F3.地域」をダブルクリックする(地図が出る)。
15)「F3.地域」を同じくラベルに入れる。
16)地図に色付けする:
  ①「Q2-〇.好き加減 〇〇〇」のうち、今回テーマにする麺のフィールドを色に入れる。
  ②色の「Q2-〇.好き加減 〇〇〇」の▼をクリックしてメジャー(合計)→平均を選択する。

17)シート名を「好き加減_〇〇〇マップ」に変更して下さい。

北海道:北海道  
東北:青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島
関東甲信越:栃木、群馬、茨城、千葉、埼玉、東京、神奈川、山梨、長野、新潟
北陸:富山、石川、福井
中部:静岡、愛知、岐阜、三重
関西:滋賀、京都、大阪、和歌山、兵庫
四国:香川、徳島、愛媛、高知
中国:鳥取、島根、岡山、広島、山口
九州:福岡、大分、佐賀、長崎、宮崎、熊本、鹿児島、沖縄

参考1

4.メジャーの集計のデフォルトを変更する。

好き加減や、支出金額、頻度といったのフィールドは数値で持っているのでメジャーの計算が合計だとアンケートに回答した人数が掛け算されます。つまり、回答の多い地域が大きな値を持つことになります。今回は平均を出して公平性を保ちましょう。この作業を一括でやる方法が次の手順です。この作業で、フィールドを行や列に入れるたびにメジャーが平均に設定されます。合計に戻したい場合は同じ要領で変更して下さい。

18)Q1.頻度~Q4-7.支出可能金額 ソーメンまでを複数選択する。
19)右クリックして既定のプロパティ→集計→平均に設定する。

図5.既定のプロパティの一括変更


5.棒グラフの作成「頻度と〇の好き加減

どの地域が麺類を食べる頻度が高いか?好きさ加減との関係はどのようなものか?棒グラフで見ていきます。

20)新しいワークシートを作る。
21)データペインの「Q1.頻度」を列にドラッグ&ドロップ
22)列の「合計(Q1.頻度)」の▼をクリックして、メジャー(合計)を平均に変更する。
23データペインの「F3.地域」を行にドラッグ&ドロップ。
24)ソートボタン(図)を押して降順に並び替えて下さい。

25)棒に色付けする:
  ①「Q2-〇.好き加減 〇〇〇」のうち、今回テーマにする麺のフィールドを色に入れる。
  ②色の「Q2-〇.好き加減 〇〇〇」の▼をクリックしてメジャー(合計)→平均を選択する。

26)ワークシートのタブをダブルクリックしてシート名を「頻度と〇〇〇の好き加減」に変更して下さい。

図6.降順ソートボタン

6.支出可能金額の箱ひげ図の作成

地域ごとの支出可能金額の箱ひげ図を作成して、どれだけお金を掛けているのか?のバラつきを見てみます。

27)新しいワークシートを作る。
28)データペインから今回のテーマの「Q4-〇.支出可能金額 〇〇〇」を行に入れる。
29)行の「Q4-〇.支出可能金額 〇〇〇」の▼をクリックして、メジャー→平均に変更する。
30)「F3.地域」を列に入れる。
31)「No」マークカードの詳細入れる。
32)表示形式から箱ひげ図を選ぶ。
33)ワークシート名を「支出可能金額のばらつき」とする。

図7.表示形式と箱ひげ図の位置。

7.ダッシュボードにまとめる

34)画面の下側、田んぼの田のマークをクリックして新しいダッシュボードを作ります。
35)地図、棒グラフ、箱ひげ図を配置します。
36)出典を明記する:
  ①ダッシュボードに「テキスト」をドロップする。テキストの編集ボックスが出ます。
  ②
右記のテキストをコピーして貼り付けして下さい。

出典:株式会社アスマーク

■調査実施: 2014年3月17日(月)~3月24日(月)

■調査方法: インターネット調査

■対象者: 全国在住の10代(高校生以上)~60代の男女

■サンプル数: 1,100s

■割付: 10代:9.1%、20代:18.2%、 30代:18.2%、40代:18.2%、50代:18.2%、60代:18.2%

■調査方法:インターネット調査

■調査機関:株式会社アスマーク(旧マーシュ)

参考2

8.Tableau Publicにパブリッシュする。

37)Tableau Publicのアカウントを準備して下さい。まだの方はこちら
38)Tableau Desktopの上のメニューのサーバー→サインイン→ https://public.tableau.com を入力して接続。
39)メールアドレス、パスワードを入力してサインイン
40)もう一度、サーバー→ワークブックのパブリッシュ
41)ワークブックタイトルを記入して「保存」する。
42)パブリッシュされたらブラウザが開きます。左下の「詳細の編集」を押します。
43)Viz の説明の欄に #data_noodle を入力して「変更を保存」ボタンを押して下さい。

9.Twitterでつぶやいて下さい。

44)図8の共有ボタンをクリックしてTwitterボタンを押し、ハッシュタグ #data_noodle を追加してつぶやいて下さい。

図8.共有ボタンとTwitterアイコン

10これでノミネート完了です。

イベントの概要はこちらからご参照下さい。

https://sites.google.com/knockknock.at/vizgalleryofjatug/datanoodle

7/9(金)イベント参加の皆様へ
修正版CSVデータ差し替え手順

1.修正したCSVファイルを下記リンクからダウンロードして下さい。

https://drive.google.com/file/d/1FNf4R_5g2tWozALVzAtWvTcGBS4VM0IF/view?usp=sharing

2.Tableau desktopで先日作成したtwbxファイルを開いて、データソースの画面を表示して下さい。

3.図11のように接続欄の▼をクリックし、接続の編集...を選択します。

4.ファイル選択ボックスが出ますので、1でダウンロードした 1403_marsh_miniresearch_noodle_arrangedx.csv を選択して開いて下さい。

5.図12のように、前回追加したデータソースの▼をクリックし、削除を選択して下さい。

6.図13のように、修正版の 1403_marsh_miniresearch_noodle_arrangedx.csv をダブルクリックして、データソースとして追加して下さい。

7.すでにTableau Publicにパブリッシュした方は、再パブリッシュをお願い致します。

お手数おかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。

図11

図12

図13